要介護者に介護サービスを提供する施設の一つに、老人保健施設があります。
介助だけではなく在宅復帰を目指して、リハビリテーションのサービスを提供します。
介護士の代表的な勤務先としても挙げられる施設ですが、特に介護老人保健施設に向いている介護士の特徴とはどのようなものでしょうか。
老人保健施設は、特別養護老人ホームとは異なり、入居期間は原則として3か月となっています。
そこで、長く入居している高齢者はおらず、入居者の入れ替わりが激しい施設です。
知らない人ともすぐに打ち解けられる介護士にとって、非常に向いている職場と言えます。
人の名前を覚えるのが得意な人にも向いています。

入居していた要介護者が退院し、すぐ次の高齢者がやってくるということもしばしばあります。
このような時に別れの寂しさばかりに目を向けるのではなく、すぐに新しい入居者を迎え入れるような、切り替えの早さも必要です。
仕事と割り切って、気持ちの整理をすることが得意な人にも向いているでしょう。
また、老人保健施設は在宅復帰を目的としているため、ゴールを目指して働きかけることが得意な介護士にも向いています。
要介護者がリハビリテーションで疲れているときや、あまり効果が出ておらず気落ちしているときに、寄り添って適切な助言や介助を行うことができたら理想的です。
一人ひとりの置かれた状況を理解し、在宅復帰という目標が叶うように後押しできる介護士が求められます。
要介護者への気遣いができる方にとって、向いている職場と言えます。
これらのほかに、<老人保健施設のお仕事-医療Plus->でも適正を確認できます。